*制作話*
アラカルトを制作しようと考えた時、実は最初はBFと同じ世界観にするつもりはあまりありませんでした。ただ何となくBFの様なバトルゲーム的な話を書きたくて企画した思い出があります。
結局考えている間に、BF感想で頂いた『BADED後の世界を見てみたい』というお言葉を思い出して、同じ世界観にしようと決めました。
当方のゲームはキャラクター個々が全くの他人ではなく、一人一人が少なからず何処かで他の誰かと繋がっているというのを気にしていつも設定しております。なのでBFと同じ世界観と考えた時に、どうせならばっと言う事で護が主人公と相成りました。
BFの公式EDはリュウジBADEDだー! と昔友人と話していた記憶があるので、今回のアラカルトにてBFは本当の意味で完結したと言ってもいいかもしれません(笑)
*キャラクター話*
■護■
主人公にして隆二の双子の弟くんです。無自覚ですが記憶をなくしているので、自分という定義がふわふわしている印象で設定しました。ゲームに参加した事によって自分の考えを決めていき、その定義を確かめていく……というつもりだったのですが、果たしてそうかんじられたでしょうか?(汗
要梧BADでは若干暴走しましたが、やっぱり隆二と双子なんだなーとそんな所で感じて頂ければ幸いです。
個別ルートによっては性格が変わる感じの彼ですが、それも相手によって変化し定義が固まったから……そんな感じです。
■要梧■
楽な生き方を得るかわりに、何も望まない……というコンセプトの彼です。
基本的にはゲーム本編で語られている通りの感じで、あらゆる意味で自己犠牲マスターですね。キュイルルートでも彼の自己犠牲ップリは発揮されますが、良くも悪くも護にとっていい人であったのかもしれません。
一般受けするように見えて、ゲーム後の生活を見る限り実は好き嫌いが分かれそうなタイプだな……と思いましたが、どうなんでしょう。その代わりの後日談ではあほかと突っ込みたくなる位甘くなってましたが(笑
■依折■
共存というコンセプトでシナリオを描いた彼。重圧とか愛情とかそんなものを一番強く主張した憶えがあります。不思議ちゃんな感じですが、気に行って下さる方が多くて嬉しい限りです(笑)
髪を切ってあげるシーンとラスト入れ替わりシーンが個人的には気にいっております。普通でいられなかった依折が普通でいられる護の傍、というのを大事にしつつ、なのでその後も他キャラに比べて同等な感じをちょっとだけ感じられるように描いたつもりです!
■キュイル■
護と同様に記憶が無く、自分に対する価値を薄く感じている人です。弟の為に生きて、護を選んだ後もその為に生きる、と言う感じで自分の命に何の未練もない彼。本編EDはそれを押し出したくてあんなEDになっております。結局それが隆二の予想をいい意味で裏切る形になってその後につながるわけですが。浅瀬については可哀想ですが、全てが幸せとは行かないのが私のゲームですから!(笑
■その他■
本作ではシナノさんスルーですが、ちゃんと存在している設定です。隠しEDは護より隆二をクローズアップした感じになってしまいましたが、結局隆二を救うのはキョウという友人の言葉通り、BFの終わりとしては気持ちよく終われたのではないかなと思います。
実はキョウの料理はまずくて、同棲生活では護がキョウの料理を監修しているという裏設定があったりします(笑
そんなこんなで、語りたい事はこれぐらいでしょうか!
長々と読んで下さった方はありがとうございます。次回作も頑張りますーそれでは!
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